さて、今日は別居についてのお話です。
離婚の一歩手前の期間となるのか
修復への準備期間となるのか
突然、配偶者から離婚や別居を強行されたというご相談者さんも多いいらっしゃいます。
先日のご相談は夫からのご相談でした。
・夫も妻も共に50代後半。
・別居して1年。
・子供は成人し、独立している娘が1人。
・理由は、妻が「ここからの人生、自由になりたい」とのこと。
・先日、妻側の弁護士から離婚調停を申し立てたと連絡がきた。
・夫は、離婚する気はない。
「どうしたらいいでしょうか?」
「離婚はしたくないのですね」-意志の確認です
「はい」
「1年間修復に向けてどんな事をされてきましたか?」-行動の確認です
「……。別にこれと言って………。」
離婚したくないのであれば、何か行動しませんか?
ところが、これがしない。
別居当初こそは不便、寂しいといった状態だったものの、
”鬼の居ぬ間に洗濯”とばかり自由を楽しむ事を憶えて、
結構羽目を外され(?)
あっという間の1年だったようです。
そこに届いた弁護士からの離婚調停の話。
正直、”鬼の居ぬ間に洗濯”、わかります。
しかし、離婚したくないのであれば、
そこは、それとは別に妻にアピールしておかなくては。
「本気とは思わなかったんです」
勢いで出た家出でなければ、それは覚悟の家出、覚悟の別居です。
でも、離婚調停に持ち込むまで1年、
離婚に向けての準備をしていたのかもしれませんが、
妻は待ったんですよね。
夫が変わってくれるのを。
確かに夫はある意味変わりました。
ちょい悪オヤジになって、久しぶりの独身を楽しんでました。
先の事、真剣に考えず。
タイミングを逃すと、どうにもならないこと
たくさんあると思いますが、
これは…。
経緯もふくめ結果どうなったか、ご想像にお任せします。
こういう話、なんか悲しくなるんです。
「なんでかね~」って。
ではまた。